公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム(H26)

若者の自立・社会参画支援プログラム

もくじ

支援プログラムテーマ
受託自治体名
取り組みタイトル
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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)
2.事業の目的、目指した成果
3.事業の概要
4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制
5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果
6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ
7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略
事例シート
この情報の問い合わせ先

支援プログラムテーマ

テーマ1 若者の自立・社会参画支援プログラム

受託自治体名

神奈川県横浜市

取り組みタイトル

若者の地域参画による大佛次郎記念館の活性化プロジェクト

ダウンロードファイル

(PDFファイル)

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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)

大佛次郎記念館は、横浜に生まれ、国民作家として愛された大佛次郎(1897-1973)の没後、遺族から蔵書、遺品等の寄贈を受け、1978 年(昭和53 年)に開館しました。以来、所蔵資料の特徴をいかした文芸とフランス近代史の研究・普及機関として30 年以上にわたり活動を行ってきましたが、近年の、特に若者世代における大佛次郎の認知度の低下、大佛次郎記念館入場者数の減、大佛次郎の施設運営費の減少による自主事業の減などが課題となっております。これらの課題の解決を図るため、女子大学生による社会課題の解決を図る取組を行うNPO法人ハナラボとの連携により、女子大学生による施設活性化の取組みを行いました。

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2.事業の目的、目指した成果

【目的】
プロジェクトの目指す姿として
@ 若い世代へ大佛次郎を伝える
A 記念館の魅力を再発掘
B 地域・大学・企業との連携による地域の活性化に向けた施設の活性化を行う。

【目指した成果】
1 女子大学生のアイデアを軸に記念館と地域とのつながりを生み出す
→地域、企業、大学、教育機関等との連携を通じて、継続的な関係を構築する

2 若い世代への発信を増やす
→事業や広報の充実を通じて、潜在的なファン層を拡大

3 プロジェクトの広報強化
→専門の広報チームを設け、SNS の活用やWEB サイトによる情報発信など、取り組みの広報を充実させる。

4 より発信力の高い取組に向けた施設職員の意識改革
→自主事業数の増加、テーマ展の関連イベントの開催、外部との連携による企画の強化

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3.事業の概要

女子大学生によるアイデア発想のためのワークショップを経て、そこで生まれた4つの活性化案に取り組みました。
26年度スケジュール
5月:参加女子大学生へのオリエンテーション
6月:女子大学生による活性化案 発表会
7月:活性化案トライアル開始
10月:成果報告会

4つの活性化案の実施

《大佛食堂》
フランスに造詣が深く食通だった大佛次郎と、元町商店街等を「食」でつなぐ。
飲食店とコラボメニューを開発・販売。食のイベントの開催。

《恋する●ヨコハマ》/●=ハートマーク
記念館の建物としての魅力と、大佛次郎の人柄、生きた時代を若い世代に発信することをテーマに、浴衣の着付けや写真撮影等のイベントを開催。

《ヒーローくらまさん》
大佛次郎の代表作「鞍馬天狗」を題材に、小学生が「ヒーロー像=自分のなりたい姿」を考えるイベントを「※はまっ子ふれあいスクール」で開催。※横浜市が小学校を活用して実施している子どもたちの遊び場です。

《MARI●PURI》/●=ハートマーク
記念館を含めた地区全体の魅力発信のため、洋館ウェディングのスポット巡りや大佛夫妻のパートナーシップに着目したワークショップ等、結婚をテーマにしたイベントを開催。

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4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制

女子大学生が社会課題の解決に取り組むプロジェクトを企画しているNPO 法人ハナラボとの協働により、NPO 法人ハナラボが横浜市近郊の女子大学生を対象に参加者を募集、アイデア発想のためのワークショップのコーディネートを行い、横浜市は、事業実施に係る必要な諸調整、教育機関との連携、市の持つ広報ツールを活用した情報発信を行うことで活動支援を行いました。横浜市芸術文化振興財団は、施設の指定管理者として、評価、活性化案ブラッシュアップのためのサポート、広報の実施、周辺施設や地域住民との連携を行いました。

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5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果

(得られた成果)
・元町の有名店「霧笛楼」「ポンパドウル」と女子大学生が大佛次郎にちなんだメニューの開発・販売を行い、元町商店街と大佛次郎記念館とのつながりが生まれました。「ポンパドウル」とのコラボパンは販売期間を12 月〜1 月としていましたが、公表につき期間を延長し、今後の継続販売を検討中です。

・マリンタワーでお酒にまつわるトークショーを実施、ホテルニューグランドで「大佛次郎とニューグランド・食の関わり」のパネル展示を行い、近隣施設との連携を行いました。

・公益財団法人服飾文化研究会のみなさんにご協力いただき着付けや着物文化をレクチャーしていただくことで和室の新しい活用法を提案しました。

・ブライダル企業のチアーズブライダルと連携し、模擬結婚式を行い記念館写真撮影を行いました。現在、結婚式の前撮りで記念館を利用できるようになりました。(2月撮影予約あり)

・女子大学生が近隣の北方小学校はまっ子ふれあいスクールへ行き「鞍馬天狗」を劇で子どもたちに伝えました。さらに「自分のなりたい姿」を子供たちに絵や文章で表現してもらい、その作品を記念館に展示することで親子で来館するきっかけをつくりました。

・女子大学生の取り組みやSNS等を使った広報により入館者数が増加傾向に転じた。

・館の活性化という課題に対し、自らアイデアを考えて取り組みを実行し、一定の成果をあげることにより女子大学生が多くの気づきを得て成長を遂げた。

・ビブリオバトルなど館によるあらたな自主事業が実施された。

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6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ

商店街・教育機関との連携が生まれたことで、館の自主事業の際の連携や当該活性化プロジェクトの次年度実施の際のネットワークが広がった

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7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略

取組のより積極的なPRによるステークホルダー(地元商店街、教育機関、近隣企業等)の増加を目指していく。施設運営者へのミッションとしての位置付けの検討を行う。27 年度は当初計画における最終年度であるため、これまでの取組を踏まえ、次年度も継続して女子大学生を活用した取組を本市において行い、館と地域のつながりをより一層強めることや、館の魅力の再発掘を行う。また、これまでの取組のアイデアを踏まえ、館としての新たな取組についても継続して実施していく。当該施設は28 年度から指定管理者制度を導入することから、施設のミッションとして、地域と連携した館の活性化の取組を追加することで、その効果測定を指定管理者選定評価委員会において、実施することとしている。

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事例シート(ダウンロードファイルに同梱)


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この情報の問い合わせ先

文部科学省 生涯学習政策局 社会教育課 公民館振興係
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
電話:03-5253-4111(内線2974)