公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム(H26)

地域振興支援プログラム

もくじ

支援プログラムテーマ
受託自治体名
取り組みタイトル
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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)
2.事業の目的、目指した成果
3.事業の概要
4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制
5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果
6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ
7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略
事例シート
この情報の問い合わせ先

支援プログラムテーマ

テーマ4 地域振興支援プログラム

受託自治体名

新潟県上越市

取り組みタイトル

元気の出るふるさと講座

ダウンロードファイル

(PDFファイル)

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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)

○上越市の概要
・上越市は、新潟県の南西部に位置し、日本海に面している。地形は平野部、山間部、海岸部と変化に富み、四季の変化がはっきりしている。冬期には海岸部を除いた地域は全国有数の豪雪地帯となっている。

・平成17年1月1日に近隣の14市町村が合併、面積は東京都の約半分の973平方キロメートル、人口は約20万人。

・土地利用の面では、平野部は宅地化、商業地化が進んでいるが、東側地域では農業を中心とした土地利用が進む。市域の7割以上が中山間地域という現状がある。

・市を28の区域に分け、それぞれの区に住民同士が地域の意見をまとめる「地域協議会」を設置し、地方自治法に基づく地域自治区制度を設けている。まちづくりは、まちづくり協議会やNPO法人が担っているところが多く、地域活動団体は比較的育っている。

・上越市では、「中山間地域の振興」を市の重点テーマとし、上越市中山間地域振興基本条例を制定し、様々な観点で問題解決に取り組んでいる。

○中山間地域の現状と課題
・いずれの地域も豪雪地帯であり、人口の減少や高齢化が進み、集落の存続が危ぶまれる状況が広がる。各地域で活動している団体やNPO法人の構成メンバーの固定化、高齢化が目立ち、後継者育成も課題となっている。

・耕作放棄地も増え、山林や農地の管理が行われないことで、洪水防止機能や豊かな資源の喪失等が進み、下流域の住民生活への影響も懸念される。

○公民館講座をとりまく現状と事業実施の背景
・上越市の公民館講座は、これまで行政主導のプログラムが主で、市民は受け身の姿勢で講座を受講してきた。また、市では「地域活動支援事業」という取組みを行っており、住民発案の地域活動に対し金銭面からも支援を行っている。しかし、この制度を利用する人は、町内会長など、ごく限られた市民で、多くは行動を起こすまでに至っていない。

・このような市民の現状から、市民の身近にある公民館が、行動を起こせる、地域を支える人材を育成することで、市民全体の意識の底上げを目指しており、「元気の出るふるさと講座」は人材育成の核となる事業と位置付けている。

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2.事業の目的、目指した成果

○事業の目的
地域が直面している課題や地域の特徴を活かした集落づくりなどについて学びあうことで、仲間づくりを進め、地域リーダーを育成するとともに、地域コミュニティの強化を図り、公民館を核として笑顔がつながる地域の絆づくりを支援する。(開催地域は、上越市中山間地域振興基本条例で定義づけられた市内12の中山間地域)

○目指した成果
講座を受講した人や活動を中心に、新たな地域づくりの取組みが生まれることを目指す。

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3.事業の概要

○地域が直面している課題や地域の特徴を活かした集落づくりなどについて学びあうことで、仲間づくりを進め、地域リーダーを育成するため、下記2つのテーマで構成した講座を提供し、学習を支援する。

(1)地域づくり講座(市民公開講座、全市民対象)
自分の住む地域や市全体の地域づくりを考えるきっかけとするため、地域活動を行っている団体やNPO法人などから活動事例を聞き、地域課題について考え意見交換を行う。

(2)地域リーダー育成講座(市内12の中山間地域住民対象講座)
地域づくりの母体となる地域リーダーを育成する。地域を知り、地域の課題解決のための事業を企画・実施する力を養成する。5回程度の講座を3年連続で開催し、仲間づくりから参加者の自主活動へ結び付ける。

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4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制

(1)計画立案段階
・公民館職員、公民館協力員及び公民館サポーターとの会議により、地域の課題を見つけ、講座内容の方向性を決定

(2)事業実施段階
・地域づくり活動などを行っている団体やNPO法人等と連携(講師依頼)
・集落づくり推進員(自治・地域振興課)や上越市創造行政研究所等、市長部局との連携(講師依頼)

(3)評価段階
・講座に協力してもらった団体等へアンケートを依頼
・社会教育委員による事業評価

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5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果

(得られた成果)
・「地域リーダー育成講座」の3年目では、具体的な活動を受講者の目線で考え、そこから行動に向けた“気づき”が生まれた。
・3年目に受講者自らが考え、活動を行ったことで、どのような活動を行えば継続的な活動をしていけるかを具体的に考えられるようになった。

(想定していたが得られなかった成果)
・「地域づくり講座」を最初に開講することで、「地域リーダー育成講座」への受講者が増えることを見込んだが、効果は見られなかった。
・講座全体を通じて、地域づくりの母体となるリーダーを育成することを目指していたが、地域の人が望むのはリーダーだけではなく、活動をコーディネートする人、下支えする人、グループなど多様なかかわり方であることがわかった。

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6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ

1人の人が、3年にわたり複数回の講座を受講するというプロセスを通し、地域課題などを掘り下げて考えられるようになり、気づきから行動が生まれてきた。また、課題を的確に捉えて解決に向けアプローチするには、既存の活動団体や核となる人、課題など、地域の特性について事前の調査・分析がより重要であることが分かった。

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7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略

○今後の展開
・平成27年度以降も継続して『元気の出るふるさと講座』を開講予定である。
・中山間地域のみの事業実施に留まらず、実施エリアを拡充。地域自治区ごとに、人口減少率が高い順に12地区ずつ実施する。
・実施目標は下記の2点である。

@市全体の課題や各区(集落)の強み、弱みを把握し、実際に地域に入りながら、地域課題解決に向けた取り組みを、地域住民が中心となり実施する。

A地域の現状把握により、それぞれの地域で必要とする課題解決や目標に向け人材(リーダー、コーディネーター、下支えする人、グループ)を育成し、地域づくりを支援する。

下記2つのテーマで構成した講座を提供し、学習を支援する。

(1)地域づくり講座(市民公開講座、全市民対象)
自分の住む地域や市全体の地域づくりを考えるきっかけとするため、地域活動を行っている団体やNPO法人などから活動事例を聞き、地域課題について考え意見交換を行う。

(2)地域リーダー育成講座(市内12の中山間地域住民対象講座)
地域づくりの母体となる地域リーダーを育成する。地域を知り、地域の課題解決のための事業を企画・実施する力を養成する。5回程度の講座を3年連続で開催し、仲間づくりから参加者の自主活動へ結び付ける。

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事例シート(ダウンロードファイルに同梱)


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この情報の問い合わせ先

文部科学省 生涯学習政策局 社会教育課 公民館振興係
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
電話:03-5253-4111(内線2974)