公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム(H26)

その他地域の教育的資源を活用した地域課題解決支援プログラム

もくじ

支援プログラムテーマ
受託自治体名
取り組みタイトル
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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)
2.事業の目的、目指した成果
3.事業の概要
4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制
5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果
6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ
7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略
事例シート
この情報の問い合わせ先

支援プログラムテーマ

テーマ5 その他地域の教育的資源を活用した地域課題解決支援プログラム

受託自治体名

長野県箕輪町

取り組みタイトル

図書館からスタートするキャリアデザイン・プロジェクト

ダウンロードファイル

(PDFファイル)

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1.この事業に取り組んだ背景(地域の現状、抱える課題)

当町において、希望退職や企業規模縮小を行う企業が目立ち、雇用情勢が悪化する現状があります。また、先の見えない不安感・閉塞感が、これから就職する学生や就職先が決まらない若者、子育てから社会への復帰を目指す主婦、起業を模索する住民も、具体的な人生設計(キャリアデザイン)を描けずに日々悩み続けております。こうしたキャリアデザインに悩む地域住民に対する、具体的なサポート体制の充実が地域課題としてあります。

こうした地域の実情と課題を踏まえ、地域住民にむけて、社会教育施設であり、地域の資料情報、新聞・書籍等の教育資源を所有する「知の拠点施設」である町図書館が、地域の企業・商工会・地域の高校等の団体等と連携し、就業・起業を含めた身近なキャリアデザイン・サポートセンターとしての役割を担い、幅広く人生における悩みの解決のための基盤施設として、講演会・連続講座等を地域の団体等と連携し、地域住民のキャリアデザインを将来にわたり、きめ細かくサポートしていく体制・基盤づくりを行い、「地域を元気にする」新たな事業の必要性がある。

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2.事業の目的、目指した成果

構造的な不況下で、就業に悩む地域住民に対して、今まで当町にはなかった、就業・起業のためのサポート窓口をキャリアデザインという視点からのアプローチとして、新しい課題解決支援事業として、社会教育施設であり地域情報、就業・起業に関する蔵書等を所有し、レファレンス(相談)機能を持つ図書館が、具体的情報を持つ地域の企業、商工会、高校、専門家と連携し、地域住民の就業・起業のためのサポート体制(窓口)を構築し、住民のキャリアデザインに関する支援を行うことを目的として取り組む。

様々なキャリアデザインの視点があるなかで、当面の緊急課題である就業・起業に向けた支援にターゲットを絞りこみ、キャリアアップのための課題解決策にむけての支援、具体的な就業に関する悩みに対して、異業種の多様な主体が連携した「多視点サポート体制」を確立させ、一人でも多くの住民の就業・起業にむけた有効な支援を行ない課題解決につなげる。

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3.事業の概要

・推進組織の新たな設立

・本プロジェクトの推進組織である「プロジェクト運営会議」を商工会・地域企業・就業支援団体等と連携し新たに設立した。

・社会教育施設である図書館を窓口とすることのより、幅広い学習支援へとつながりのある事業として展開している。

・本プロジェクトの周知とキャリアデザイン支援のための講演会・シンポジウムを開催し役立つ知識や考え方を身につける。

・具体的な支援のため中高生対象の入門講座・女性のための起業講座を開催具体的な行動に結びつける方策を学ぶ。

・図書館内に「キャリアデザインサポートコーナー」を新設し、幅広い就業・起業に関する蔵書を充実、政策系金融機関やハローワーク情報等就業情報資料コーナーの新設 司書によるキャリアデザイン関係レファレンスサービスを充実させ、異業種間に出来た連携を活かしたレフェラルサービスへの対応を進める。

・地域に出た活動として、箕輪進修高校文化祭・町産業展において、キャリアデザインスペースを設け、地元企業と連携し、本事業のPR活動を水平展開する。

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4.計画立案段階及び取組実施段階における関係者、団体等との連携・協働体制

・計画立案段階・取り組み実施段階において、町商工会箕輪進修高校町産業振興課
地元企業青年会議所社会保険労務士等多様な業種の皆さんと「キャリアデザインプロジェクト運営会議」を立ち上げ。連携、協働のもと事業の企画・立案・実施において知恵の結集により事業活動を展開している。

・2年間かけて、少しずつ連携団体の数を増やしつつ、組織の強化を図ってきている。

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5.この事業によって得られた成果・得られなかった成果

(得られた成果)
・就業、起業等に関する新しい視点からの支援組織が多方面の関係者の連携により誕生し、異業種で構成された組織のため、当初想定外であった高校文化祭への出展、町産業展への参加等想定外の提案や意見をいただき、多面的視点での事業の展開が推進される結果となった。

・図書館の新たな住民サービスコンテンツの展開として住民に周知が浸透しつつあり、関係蔵書の利用が拡大した。

・講演会・講座の参加者より、個々の悩みに対して「悩んでいた進路について進むべき方向が明確になった。」、「就業にむけて再チャレンジするきっかけが出来た」等のアンケートを数多く回答していただき、具体的な結果が出始めている。

(想定していたが得られなかった成果)
・キャリアデザインの中で喫緊の課題である、就業・起業にターゲットを絞り活動を計画したが、その中でも当初は総花的な事業を企画し、展開しようと事務局として、考えをもって望んだが、様々な業種のメンバーの課題の捉え方や、就業サポートに主眼を置くか、起業に主眼を置くか等で具体的な動きの細部について、幅広い就業・起業に関する課題に向けた具体策の集約まで2年間の事業では、展開することができなかった。

・当初は当面の成果に重点を求めた計画であったが、本プロジェクトが、短期的な成果を目標にする事業ではなく5年程度の中期的視点で、実績とノウハウを積み重ねていく事業展開が重要なポイントであることが運営会議で確認された。

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6.事業実施により構築できた取組プロセス、それを実現するためのノウハウ

・キャリアデザインを共通項に、多様な異業主体から構成された本「プロジェクト運営会議」は今まで当町にはない組織であり、まずは、様々な分野の専門家(それ以外分野ではズブの素人)同士の意見・情報交換の場として様々な立場でキャリアデザインについて意見を出していただいた。当初は様々な意見がでたため、収集がつかなくなりそうな場面も多々あったが、様々な意見が出されつくされた後は、出された意見・情報の中から方向を見つけ出し、2年目を迎えた現在は課題解決に向けていて、意思の集約がなされ、課題解決に向けて動き出していることを実感している。

・一面的な考えからは想像できない観点からの意見が運営会議の中で「自由な意見交換」がされており、この点が「情報の共有」とあいまって、異業種集団ならではの画期的な企画が生み出されてくる可能性を感じており、新事業の企画段階において十分な準備時間と「参加者の目指す方向性」の調整はたいへん重要なポイントである。

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7.今後、事業の継続・展開の具体的な方針・戦略

・今後も異業種メンバーの参画を呼びかけ、更なる事業展開に向けて運営組織基盤の充実を図り、運営会議をより戦略的に活用しつつ事業展開を図る予定です。

・当初から長期的な活動の視点に立って本事業を想定しておりましたが、27年度を含めた今後についても、多様な団体で構成する本プロジェクト運営会議を機能的に強化し、住民のサポートセンターとして効果のある事業を、地域のニーズを的確に探りだし、さまざまな試みを思考錯誤しながら企画し、図書館の持つ資源の最大活用を図りつつ、長期的な課題解決に向けた事業として、実施していきたいと考えています。

・さらに、当面の地域課題である就業・起業にとどまらず、より幅広い観点からのキャリアデザイン(人生設計)のサポートを社会教育機関である「図書館」を核として事業展開し、「地域の元気力推進」にむけた活動を展開し続けていく方針です。

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事例シート(ダウンロードファイルに同梱)


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この情報の問い合わせ先

文部科学省 生涯学習政策局 社会教育課 公民館振興係
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
電話:03-5253-4111(内線2974)